Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USM掘り掘りシリーズの残りを駆け足でUPして来ましたが、遂に最終回です。最後
に相応しく、
BDの最後の最後に発掘されたブツをご紹介しませう。右側の小壜
(
アラバスター的なヤツ)がそれ。楽しかった掘り掘りタイムが終了し、掘りに
伴って出て来た大量のガラどもを片していた時のことです。そのガラの一つの
欠けた茶碗をゴミ袋に入れようとしてふと見てみると、内側に土の塊がこびり
ついていました。その土の塊から白い何かが覗いていて、なんだコレ?と思い
ながら茶碗から土塊を引っ剥がし、崩してみるとなんと!そこから小壜が現れ
ました。アラバスター的な中々かわいいヤツ。これにはビックリです。しかも
もう少し注意を払っていなかったらそのままゴミ袋行きだったので、ホントに
危ないところでした。しかし凄い現れ方をしたな。そんなキュートな出遭いな
こともあってか、未だにお気に入りのブツの一つなのです。左側のも同じくBD
中に発掘されたモノ。両方とも白元のエンボスが底にあります。
Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USMこの壜たちを見つけるずっと前、藤沢の海岸で白元の蓋を一つ拾っていまして。
コレが悔やまれることに、確か白元の蓋は何度も見かけていた覚えがあったの
です。それなのに結局拾っているのは一つきり・・・ こんなことならもっと
拾っておけばよかったよ・・・と悔やまれることしきり。そしてこの蓋がこの
二つの壜に嫌になる程ピツタリ。もうきっとこれらの蓋に違いない。でも一つ
しかないため、別々に写真を撮るしかなかったという。という訳で、それぞれ
蓋を被せた写真でした。どうです、絶対この壜のモノとしか思えない感!
Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USM中々劇的な出遭いをしたアラバスター的な方は、中々厚めでしっかりした造り。
なので持つと小さいのにズツシリ来ます。状態は引っ掻き傷っぽいのが少しは
ありますが、とてもよいです。気泡は目立つのが一つ、その他小さいのが全体
にチラホラ。側面は何のエンボスもなくツルっとしていて、底に「白元1」の
文字があります。壜底の内側は波打った感じ。
一方、アンバーな方は、またよさげな雰囲気を持つ薬壜と云った風情。こちら
はアラバスター的な方よりは少し薄手ですが、それでも結構しっかりしている
感じです。状態はいい方だけど、打ち傷のような感じの傷と小さなヒビらしき
ものが一カ所あります。気泡は小さ目なヤツが全体的にポツポツと。こちらも
側面はツルっとしていて、底には「白元6」の文字があります。
Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USM何となく少し古い雰囲気の写真を。折角なので両方の位置を取り換えて撮れば
よかったなあ・・・
さて、この壜は一体何の壜なんでしょうか? 白元というと防虫剤とか脱臭剤
とかホッカイロとかのイメージが大きくて、こんな薬壜っぽい壜に入っている
薬っぽい製品なんかあったっけ?と首を傾げたりしまったりします。
簡単に調べてみたところ、1923年に前身の鎌田商会を設立。やはりこの時から
防虫剤とか防臭剤の製造をしていたようです。それから30年後、1953年に気に
なる製品が発売されました。蛍光染料「白元」です。染料と名前が付いている
のですけど、衣類用の漂白剤です。色を落とすというよりも白く染めるという
イメージなんでしょう。蛍光染料は現在でも洗剤等に使用されているようです。
蛍光染料の線で更に調べると、壜としては全然ヒットしないんですが、似た形
の壜と蓋(蓋は手持ちのモノに間違いなさそう)の小さな画像を一つ見つけたの
でした。壜の形が若干違うけど、少なくともアンバーな方はこの蛍光染料の壜
に違いありません。アラバスター的なヤツの方が古そうなので、アンバーの壜
の更に前の蛍光染料の壜だったのではないかと希望します。何せ耳かき一杯分
の量で漂泊する的なヤツだったらしいので、こんな小さな壜でも大活躍きっと!
もうきっとそれです決まりですね(これ以上調べる気ゼロ)。鎌田商会が白元と
いう会社名になるのは1972年なので、この壜たちが1972年よりも前のモノなら
白元のエンボスは商品名であり、間違いなくこの蛍光染料ということになるの
ではないのですか? しかもこの壜たち、明らかに30年代以降ってことはない
でしょう!と思いたい・・・
Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USMやっと、これで掘り掘りシリーズモノを出し終えました。
最後に、これからも恐らくUPしないあの時に発掘したモノたちを記念写真して
おこうと思います。正直単品でUPするのは微妙なモノたちです。特にこれは何
とか紹介もしませんけど、一つだけ右端の緑色壜のことだけ書いておこうかと。
真っ二つに割れていて、掘っていたら別々に出て来ました。これが完品ならば
単品としてUPしていたところですが。ちなみにウランではありません。中々な
お気に入りではあるので、行く行くはガラス接着剤で接着しようと思ってます。
この一度の体験以降、BDなるものをしたことはありません。今の状況でハケを
見つけるというようなことに遭遇するとは思えないので、これからこういった
体験をするという望みは薄いです。でもこの体験は強烈だったので、また機会
あれば・・と燻ったりしながら毎日を過ごしておりますよ。
++ 2017年2月 BDモノUPリスト ++
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