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よ~かん

Author:よ~かん
特徴:何でもよく拾う
性格:熱いモード
種別:弱蒐集人
居所:海の縁に現れる

空白行を作る
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浜拾い

とげとげ友の会
あばら寫眞舘

2016/09/28//Wed * 22:57
●○強力リバ液

強力リバ液01
Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USM

ちょっとした番外編を一つ。
浜拾いモノでもなく、かといって購入したモノでもありません。家の隅に追い
遣られ今は使用していない救急箱から出て来た、一見何の変哲もない薬壜です。
何となく昭和ちっくな匂いを感じませんか? だがしかし、もしこれが骨董市
とかで200円とかで売っていたとしても、私ならきっと手を出さないでしょう。
ちょっとだけそそられる部分がないでもないですが、別に欲しいとも思わない
感じですし。でもこんな状況で発見してしまうと、愛着度が半端ありません。

壱.発見時の状況

幾らか前に海で救心のプラ容器を見つけました。そういえば祖父が生前、救心
を呑んでいたっけな。あの頃の壜ならきっとガラスだよな。あの頃の壜がまだ
どっかに残っているのではないか?と思い立ったら矢も盾もたまらず、家捜し
を開始。探しに探しましたが残念ながらそんな都合のいい話はなかった・・・
そもそも救急箱がもうお払い箱になっていて、使える薬品を全て抜かれて殆ど
抜け殻状態で何というか隅の方に追い遣られてひっそりとある始末。そんな箱
をひっそりと開けると、中には紙のような何かとか、ガーゼのような何かとか、
なんというか抜け殻のような物質ばかりありましたが、そんな中に小壜が一つ
紛れていました。これがトップ写真のそれです。
うわあい、何だか昭和ちっくなヤツが出て来たぞ。まず名前が「強力リバ液」
ですよ? 何だかベタな栄養ドリンクを彷彿とさせる、素敵過ぎる雰囲気です。
「液」となっているので、中身は液体だったんでしょうけど、流石に年月って
いうモノには勝てないらしく、発見時は乾涸びた何らかの固形物質に変化して
いました。この壜の他には、何かよさ気のモノは何一つなくて、肝心の救心は
既に処分されていたことが後に判明。では何故この壜は処分されなかったのか
謎ですが、グッジョブともいえます。全くよく残っていてくれたよ(泣)

弐.洗浄

さて、見つけた小壜。密閉された箱に入っていたので埃とかはないが、ラベル
が薄汚れているし乾涸びた得体の知れない物体が入っているし、まずは洗浄を
しなければなりません。出来れば壜をキッチンハイター、クエン酸攻めにした
かったのだけど、ラベルがそれを許さない。ではラベルを一度剥がし壜を洗浄
してから貼り直すかと決めて、色々調べました。まずは中の謎物質をどうにか
したいと思い、ラベルを濡らさないようにそおっと水を入れて振って、空けた
ところ鮮やかな黄色い液体が出てきて焦りました。こんなの服に着いたら大変
なことになるな。ラベルに着いても大変だ、これはやヴぁいと思い、中に水を
一杯に入れ蓋をしてしばらく放置することに。先にラベルを剥がしてしまおう。
水溶性の糊なら、お湯に漬けて放置すれば剥がれるらしいので、お湯に漬けて
数日放置。ダメでした。糊はラベルのそれぞれの端だけにあって、中間部分は
浮き上がっていたのでその端だけ剥がれれば勝ちだったのです。が、お湯では
全くもって剥がれません。その他ベンジンを使ってみたり、少しずつ薄い刃の
ようなモノで剥がしにかかってみたりしたけどうまく行かず、遂には一部分を
ナイフ状のモノでスパッと切って(切り離してはいない)しまい、これは私では
絶対無理だと悟り、諦めました(泣) ラベルが付いたままの洗浄に移行。薬品
は一切使わず、水だけで洗浄することにしました。私の不器用度では、必ずや
ラベルに薬品がかかるだろうからです。幸い外側はお湯に何度も漬けていたら
とてもきれいになり、ラベルすら薄い汚れが取れたようにきれいになりました。
内側は慎重にブラシで擦って真っ黄色水を排除したところ、水だけでも十分に
きれいになりました。後は再度表面をお湯に漬けてから乾燥させ、剥がそうと
した部分もまた壜にピッタリと貼り付き、完璧です。だがしかし、剥がそうと
した部分が弧状に痕になってしまいました・・・ 最初からラベルは剥がそう
としなければ100%完璧だったのに、勿体無いことこの上ないです(泣)

でもまあ、こうしてこの小壜が手元にコロンとあるのを見ると愛おしくて仕方
ありません。同じモノでも、手に入れた時の状況でガラッと愛着度が変化する
のは、面白いですね。


強力リバ液02
Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USM

壜本体を見てみると、全くエンボスはなく、恐らくラベルの下にもありません。
気泡が幾つか入っています。もしこれが浜拾いとかで見つかった場合は、蓋が
なかったら当然ラベルもなかっただろうから、何の壜かの判断は全くつかない
でしょう。ラベルと蓋があっての壜ですね。
左側のラベルの端は、前述のように弧状に剥がそうと奮戦した痕が残ってます。
これは本当に後悔モノです。保存状態がよかったので壜に傷一つなく、ついで
にラベルもきれいだったのに、全く余計なことをしました(泣) 不幸中の幸い
だったのは、痕が文字にかからなかったのと、またピッタリと壜に貼り付いた
ことでした。


強力リバ液03
Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USM

蓋には思い切り社章があって判り易い。中敷は裏側に薄いコルクみたいなのが
貼り付いていて、芸が細かいです。色は、写真よりももうちょっと落ち着いた
小豆色な感じですね。


強力リバ液04
Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USM

ラベル左右の端の拡大図。中々いい味を出しています。左側の咽喉カタル下の
「No」は一瞬ノー!っていう叫びだったらいいな、と思いましたが、ナンバー
のことなのかな? にしては、かなり唐突感が否めません。やはり叫びでは?

大洋製薬は、1958年創業の現役の製薬会社です。今回の壜のラベルと蓋にある
社章も現在と同じですね。該当の壜の薬は、残念ながら健康ドリンクではなく、
消毒液でした。ラベルにアクリノールという成分が記載されています。この薬
のことは沿革に載っていないけど、アクリノール液なら現在もこの会社で販売
していますね。「強力リバ液」の「リバ」は「リバノール」の略と思われます。
アクリノールの販売名がリバノールということなので、多分そうなんでしょう。
しかしこの鮮やかな黄色の液体は、なんとなく効きそうって感じはしますけど、
それ以上に、服とかについたら絶対に取れなさそう感が際立ってる気がします。

この壜はいつ位のものか? 大洋製薬の創業が1958年。この薬がそこからいつ
販売を開始したのかは沿革にもないから不明ですが、ラベルに記載されている
住所が「東京都練馬区仲町」になっていたので、大雑把な絞り込みが可能です。
「仲町」は1965年に廃止になっているため、このラベルが存在したのは1958~
1965年の間と推定されます。この壜を見つけたのが2016年なので、一番新しく
見積もってもなんと51年! そんな長い間、この薬は家の救急箱にあったって
いう驚き。半世紀以上も一般家庭内の或るところに小壜が眠っていて、それが
発見されたなんて浪漫か! 多分もっと前に見つかっていたら必ず捨てられて
いたのだろうと思うと、身震いせざるを得ません。欲を言えば、箱ごとあれば
もっと凄かったのだけど、それは贅沢過ぎると云わざるを得ません。そもそも
販売時に箱があったかどうかも分からないし。しかし、昭和三十年代の壜って
まだ気泡が入っていたんだなあ・・って改めて思ったりしましたね。


>> 2016/09/30 23:12
こういう薬瓶は昭和チックで良いですねー
三共の薬瓶やパブロンの旧瓶なども独特の雰囲気を醸し出してていいですよね
ラベルが残っていればより一層味のある瓶になりますよね

>> 2016/10/01 21:42
★09/29 15:04にコメントいただいた鍵拍手様

面白く読んでもらえて、こちらも嬉しいです!
もしこの壜を壜に興味を持つ前に見つけていたら捨ててしまっていたかもしれません。見つけられたのが今でよかったです。
救急箱、見られましたか。ずっと前から置いてある箱なら面白いですよね。今治水、懐かしい! ガラス製ならそのまま取っておいた方がいいかも(笑)
薬売りは確かに紙とかばかりだったんでしょうねえ。置き薬だと壜もあったようですよ。結構壜好きの間で有名な「神薬」も置き薬があったようです。

>> 2016/10/01 21:46
>アラバスターさん

そう、昭和ちっくなのがいいんですよね。ラベルがあれば昭和的な記載とかが楽しいです。拾いモノではラベルが残っているものを見つけることがないのが残念ですけど。
三共の壜は二つ形状の違うものを拾ってます。なんとなくこれも昭和30~40年代って感じがします。パブロンの古いヤツはお目にかかったことがないですが、どんな壜だったんでしょうね。

>> 2016/10/02 18:40
マイナー処、いいですね!大洋製薬という薬品会社は初めて聞きました。ラベルも味があっていいです!強力リバ液って製品名が昭和を色濃く反映してますねwそしてgでなく瓦と表示しているのも時代を感じます!

私も古い瓶を実家で見つけたことがあります。掃除をしている時に出てきた物で、こちらの瓶よりは新しいと思いますが、ラベル付っていうのが嬉しくてお持ち帰りました(^^)お湯で紙の汚れが落ちるんですね!今度試そうと思います。

>> 2016/10/03 00:50
>惑星さん

大洋製薬、現行の会社なのでびっくりですよ。
昭和三十年代~って、かなり新しい感じもしますけど、もう50年以上前になるんですよね。しかも半世紀って言い方をするともっとすごい年月が経った感じが(笑)
いい感じの昭和の時代だなあって思います。

惑星さんの実家で見つけた壜、機会があったらぜひUPしてください。すっごい見たいです。
ラベルは水溶性の糊ならお湯で剥がれますが、ダメなヤツだとお湯では永久に剥がれないので、うまく見切りをつけられるとイイですね~ ただし、お湯でフニャフニャになっているラベルはいとも容易に破れるので気をつけてくださいね。

>> 2016/10/04 20:45
あ〜、実家の救急箱とか探ると、変なもの出てきそうです。
結局、よく使うものは傷薬と風邪薬くらいだったりするので
後のものは忘れられていたりしますよね。
今度、見てみようかな(笑)

>> 2016/10/07 09:33
>尚 nao.さん

それは是非早い内に実行して欲しいです(笑)
こういうのって思いついたときに即実行しておかないと、直前にゴミに出されたとか、そういう不幸に見舞われかねませんので・・・

私のところは変なモノが出て来る要素ゼロな一般家庭なので、今回のこの壜が恐らく一番すごいモノと思われますね(笑)

話は全然関係ないですが、昨日夜中にいい風が吹き、しかも南総の方に貝拾いに行こうと計画していたので、大喜びで行ったんです。二箇所の海岸で、ギンカ、エボシ、カンムリと三冠青いモノ、特にギンカが大量に漂着していたので、遂にアレキター!と舐めるように歩きましたが、ゼロです。一つだけ口の部分が壊れて無くなっている癖に中身が入っているというヤツがありましたが、後は影も形もありませんでした・・・ショックです。









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