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よ~かん

Author:よ~かん
特徴:何でもよく拾う
性格:熱いモード
種別:弱蒐集人
居所:海の縁に現れる

空白行を作る
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2016/03/06//Sun * 23:02
●○汽車茶瓶

汽車茶瓶01
Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USM

前回の薄ピンク変壜を拾った後のこと。
泥から茶色っぽい陶片らしきものが覗いていたので「なんだこれは?」と摘み
上げてみたら、まるっと破片ではない何かが現れてビックリ。コレを見た時は
何だ?湯呑み?と思ったのですが、カクッとしてるので何か違う。泥を払って
行くとおぼろげに正体が判って更にビックリ。汽車茶瓶じゃないですか!
まさかこんなものが壜探しで見つかるとは。当然この日の一番の大物であるし、
およそパッとしない私の拾いモノ人生の中でも結構な御手前で御座います。

汽車茶瓶ということが比較的早く判ったのは、事前にこの茶瓶の知識があった
からですが、おぼろげと書いたのは、ホントにそうなのか自信もなかったから。
何かネットの写真とかで見ている茶瓶と違うし、「お茶」という文字も入って
いない。でもきっとそうなんじゃないかと思いながら連れ帰り、改めてネット
で調べたら、動輪マークが何より茶瓶を物語っているようなので、そうなんだ
ろうということになりました。いずれにしても、写真でしか見たことなかった
汽車茶瓶を自分の手で拾う時が来るとは。思ったよりも小さくてかわいらしい
のも大変によろしい。

※動輪マークとは、蒸気機関車の動輪を象ったもので、国鉄時代のシンボル。


汽車茶瓶02
Canon EOS Kiss X2 + EF100mm F2.8L IS USM

動輪マークとは反対側の角には、以下のような注意書きが陽刻されています。

--------------
御願ひ
空瓶は窓
から捨ずに
腰掛の下に
入れて下さい
--------------

うう、ツボ過ぎる(><) このことと、ネットの写真で見ていた汽車茶瓶と何か
違うということについては、後述します。


汽車茶瓶03
Canon EOS Kiss X2 + EF50mm F1.8 II

取得地:千葉県木更津市 2014/12/26

周りグル見図。茶瓶の厚みがあり方眼紙の目盛が読み難いと思うので、サイズ
も記載します。縦7cm弱×横7cm弱×高さ約8cm。高さは口の分が1cm程高いです。
全体的に真四角な印象を受けます。陶製。全体に茶色っぽい釉薬がかけられて
いますが、底の部分にはかかっていません。口の周りは元々かかっていたのが
剥げたような感じ。特に欠けも傷も見当たらず、口の部分に元々空気が入って
いたようなところが小さく爆ぜたような箇所が少々ありますが、かなり状態は
いいと思います。多分湯呑みの役目もする蓋が付いてたと思われますが、残念
ながらありませんでした。結構近くの地面を目を皿にしましたけど、普通ある
訳ないですね(泣) 斜めに接合跡が見られるので斜めに二つのパーツを鋳込み
して、接合して作られているのでしょう。動輪マークと注意書き以外の文字は
無し。下部には、それぞれの面に横に引き伸ばした工という字のような直線が
描かれてますが、コレは何なんでしょう。レールとか表しているとか? 茶瓶
自体は鋳込みでもカクカクしてなくてなだらかに面取りされているため、暖か
味があるフォルムなのがとってもいい感じ。


汽車茶瓶04
Canon EOS Kiss X2 + EF50mm F1.8 II

汽車茶瓶のUPをするのに資料的なものを漁っていた時、新橋の鉄道歴史展示室
で「駅弁むかし物語」というタイトルの、お弁当とお茶の昔の容器とかの企画
展示をやっていたのを見つけました。3月21日までです。なんてタイムリーな!
早速見に行きました。残念ながら写真撮影が禁止でしたが、図録がかなり良く、
企画展示自体がこじんまりとしていることもあって、ほぼ網羅されていました。
展示自体は、昔のお弁当の掛け紙や容器、汽車土瓶、汽車茶瓶の展示があって、
見たかった本物の茶瓶たちを結構見られてとてもよかったです。中でもガラス
の茶瓶の本物を初めて見られて嬉しい。あんなの拾えたら大変なことになるな。

汽車茶瓶の歴史について少々。明治の中頃に静岡駅で土瓶入りのお茶を売った
のが最初とかという説があり、その辺りからは急須そのものといった形の容器
である「汽車土瓶」でお茶が販売されていたようです。大正後期に鉄道省から
土瓶使用禁止の通達が出て一時的にガラス瓶になりましたが、割れると危ない
とか尿瓶みたいとかかなり不評で、大正の終わり頃から土瓶がまた復活を始め、
昭和に入ると陶器に戻って行きますが、それまでろくろ挽きが主流だった汽車
土瓶は、コストの安い角型(鋳込み)の「汽車茶瓶」になって行きます。そして
昭和30年代半ば頃までは汽車茶瓶全盛でしたが、同年代前半から登場して来た
ポリ容器が取って代わり、昭和40年代前半には陶磁器の茶瓶は姿を消しました。
しかし、ポリ容器は熱いしビニールの臭いがするし不評でした。このポリ容器
は唯一記憶があります。そして現在では、ペットボトルという物体がこの世を
支配している。という訳です。まあ味気なくはありますね。

とても簡単に歴史を書いてみましたが、その資料として今回行った企画展示に
加えて、ネットの「うまか陶」というサイトの「汽車茶瓶・汽車土瓶」という
ページを参考にさせていただきました。判り易くお茶瓶の歴史が載ってるので
興味がある方は是非。「駅弁むかし物語」も興味がある方は是非。無料です。
そして2016年3月21日までです。結構もうすぐです。こじんまりとした展示に
なりますが、お茶瓶とかに興味がある私とかには嬉しい企画でした。

では、拾った茶瓶に話を戻します。ネットで見ていた茶瓶と何か違うといった
ことを前述しました。まず、汽車茶瓶や土瓶の多くが、二箇所穴が開いていて
そこに針金等を通して取っ手にしています。あと、上部の口と、急須のような
注ぎ口がついているものも多いです。ところが私が拾ったヤツは、そのどちら
もありません。口は一箇所しかないし、取っ手も本体に摘み難いのが付いてる
だけです。文字も「お茶」の文字が入っていないし、コレと同じようなヤツを
探しましたが中々これだ!ってのが見つからなかったのです。ただ針金でない
取っ手のヤツはあったので、まあ多分汽車茶瓶で間違いないんだろうなあって
位で止まっていました。ただ今回の「駅弁むかし物語」にかなり似た、取っ手
が針金でなく口が一つで、レールマークに動輪マークのみのシンプルなヤツが
展示されていたのを見たので、何かホッとしました。ただ展示のヤツには注意
書きがなく、大変哀しいことに時代がただ「昭和」としか書かれていなかった
ため、大変歯痒い思いではあるのですが。しかも変な角度から変な体勢でない
と裏が見えなかったので変な体勢で展示物を凝視したため、多分展示室にいた
係員さんから胡散臭い人の称号を受けていたに違いない。しかしこの展示物も
蓋がありませんでしたので、どんな蓋なのか不明。
ただ時代に関しては、これはどこで見たか分からないけど、戦時中は針金とか
の金属が不足していたため、汽車茶瓶の針金が廃止され、直接取っ手がどうの
こうのっていう記事を見たような気がするのです。もしそうであればこの時代
は戦時中の可能性が出てきます。それと、二枚目の写真の注意書きの文章です
けど、この文面は、明治から戦前まで、お茶容器が汽車の窓から投げ捨られて
いた時代を反映したものなので、時代が広過ぎるけど明治~戦前までのどこか。
それに加え、容器の形が汽車土瓶ではなく汽車茶瓶なので、昭和初期~という
ことになり、最終的には西暦だと1926~1945年までの内のどれか。という感じ
でしょうか。あくまでも希望ですが。だって「御願ひ」ですよ? こんな書き
方って昭和初期っぽい気がするんですけどね(><)
あともう少しだけ。この瓶が復刻品という可能性について。拾った直後は私が
こんな古いモノを拾える訳がない、復刻品じゃないのか?という疑いがかなり
頭の中を占めていました。だがちょっと冷静に考えると、もしこういうものを
復刻するのなら、多分ちゃんと駅名が入っていたり等の有名っぽいヤツにする
んだと思うのです。こんなお茶の文字すら入っていないあまり馴染がなさそう
なヤツを復刻しませんきっと!(あまり冷静になっていない)という理由で復刻
かも知れないと考える考えは放棄しました。

などと、久しぶりにお気に入りブツをUPしたので、少々熱く書いてみましたよ。
長過ぎてすみません。大多数の方が途中で読むのを諦めていることでしょう。


>> 2016/03/07 00:00
凄いもの拾いましたねぇ〜(=゚ω゚)ノ
よ〜かんさん 語り熱いですねぇ〜(笑)
郷ひろみもビックリな熱さです(≧∇≦)/ ア〜♪チィ♪チィ〜♪

この状態の良さは 陸ものでは?!
とうとう?!もしかして…掘り当てましたかぁ〜???

鉄道茶瓶… 実は掛川あたりのハケで見付けたのですが…
その当時はガラス製の物しか興味がなく置いてきちゃいました。
今思うとかなり惜しまれます^^;
場所も 今ではうる覚えなのが 残念。。。
そこにあったのは 針金タイプの 六角形か八角形でしたヽ(´o`;

少し前の記事のペロペロといい…
よ〜かんさんに負けた感が半端ない私です(*_*)

>> 2016/03/07 00:48
お茶瓶!
カケラすら見た事ないです。
空き瓶を窓から捨てないでっていう今では考えられない御願ひが
時代を感じますね!
展示品を食い入るように見つめるよ~かんさんが目に浮かびます(笑)

サイズを見ると、イメージしてたより小振りな気がします。
ぴょこっとした取っ手が可愛い(*^_^*)

>> 2016/03/07 17:36
このコメントは管理人のみ閲覧できます

>> 2016/03/07 23:08
>shizuさん

そう、私にとってはかなり凄いモノの一つです(><) っていうか、一昨年の12月に拾ったモノですけど・・・
思わず熱くなってしまった(笑)
かなり状態はいいですけど、木更津の干潟モノですよ~ まだ陸で壜を拾った経験はありません(泣)
干潟は通常の海岸に較べると壜の状態が比較的いいモノが多いのです。

汽車茶瓶、もったいないですね~
その時は要らないと思ってもやっぱり一応は持ち帰るようにした方がいいんですよね。まさに一期一会の世界なので、後悔先に立たず(><)

ペロペロは全て結構ボロだし、やっぱりshizuさんの五段ニッキとか強烈じゃないですか! 私は細く長く少しずつ拾っていますが、ハケならいっぺんにひっくり返りますからね~

>> 2016/03/07 23:14
>やんそさん

私もこのブツ以外は、欠片すら見たことないです。ハケならまだチャンスがありそうだけど、ビーチコーミングであまりこんなの拾ったって話を聞きませんよね。

このお茶瓶の投げ捨ては戦前までの風物詩?だったらしく、この文面がその頃の時代を指していると思われるので、思ったよりも古そうです。
展示品、お弁当の容器よりもお茶の容器の方を数倍喰い入るように見てました。かなり変な人だと思われていたんじゃないかな(笑)

サイズは7cm四方だから、かなりかわいいです。こうなるとお茶がそんなに入らないのでは?と要らぬ心配をしてしまいます(笑)

>> 2016/03/07 23:19
★03/07 11:01にコメントいただいた鍵拍手様

結構熱かったです(笑) まあ今回のブツは資料的なものが多かったので自然に文章量が多くなってしまったんですが。その割にはこの茶瓶自体の出自がイマイチなんですけど。
この茶瓶を生で体験されているのは羨ましいですね~ なんというか、現在のペットボトルなんかよりずっと精神的に贅沢な気がします。私の子どもの頃はもうポリ容器だったので、これがペットボトルに変わってしまった時はやっぱりガッカリしたものです。
ポリ容器お茶と冷凍みかんの組み合わせが未だに脳内に焼き付いているかも。

>> 2016/03/07 23:22
>-さん

そんなにも骨董歴がある方でも見かけないとは、かなりレアなヤツなんでしょうか。だとしたらホント嬉しいですね~
海辺に打ち上がっている古いモノを見つける。正しく巡り逢いだと思います♪

>> 2016/03/08 00:04
お〜〜〜〜っ!これはすごい!!
憧れの汽車茶瓶、しかも完品じゃないですか。
これ、すごく憧れているんですよね〜。でも欠片すら見たことないです。
いろいろ調べられているのでご存じでしょうけど、これ地方ごとに特色もありますし。
動輪マークですから当然国鉄。蓋はコップ兼用ですから普通の円筒形だったと推測できます。
木更津あたりの干潟は未だ足を運んだことがないのですが、出ますね〜!

>> 2016/03/08 20:49
>尚 nao.さん

尚さんが欠片すら見たことないというのが、とっても意外なんですが、それ程ビーチコーミングではお目にかかれないものなんですね。確かにこのブツ以外、私も今まで欠片すら見たことないです。
コレを見つけておいて非常に贅沢なんですが、ホントは地方の特色ありそうな、駅名とか入ったヤツだったらよかったのに・・と拾った当時は思っていました(笑) でも今では茶瓶の中でもあまり同じようなモノを見ないコレを見つけられたことの方が嬉しいかも。

木更津の干潟、稀にですけど「すげえ!(あくまでも私にとってですが)」ってのを見つけることがありますね。ビーチコーミングでしか壜を見つけていない私にとっては細々とした希望の地です(笑)

>> 2016/03/14 16:25
すごい今更で恐縮ですが、コメントします。
これ、最初写真を見た時に多分すごく大きいんだろうなあ、
と思ったのですが、サイズは7cm四方なんですね!
私は基本的に小さいのが好きなので、大きいと興味の対象から外れがちなのですが、
小さいということを知ると急に魅力的に思えてきます……薄情な奴です(笑)
これもコップが付いていたんだろうけど、こんな小さいと、
もうそのまま飲んじゃったほうが良いんじゃないかと思いますね。
お金の無い人は、この小さいサイズを買って、コップでチビチビ飲んでいたのでしょうか。
なんて勝手に想像して切なくなりました(笑)

>> 2016/03/16 23:34
>黒猫チャックさん

そうなのです。結構小さくて、正確に測っていないけど、イメージでは500mlペットボトルの三分の一位しか量入らないんじゃないかって感じです。これだけ小さいと、仰る通りそのまま呑んでたんじゃないかって思ったんですけど、わざわざ注ぎ口な形状なのでやっぱり受けるコップのようなものはあったんでしょうね。私がその時思ったのは、もしかしてこれってお茶じゃなくてお酒とかだったんじゃないか? お茶って文字入っていないし、お酒ならこの位の量でも有り得るんじゃないか?とか。それならチビチビ呑んでもいいし(笑) でもこの前お茶の容器の展示を見た時、やっぱりそんなに大きい感じでもなく、昔は意外とあまり量を呑まなかったのか、お代わりがあるかとか、そんな感じだったんでしょう。

小さいモノが基本的に好きなのは全く私も同じです。でも困ったことに、大きいモノでもころがっていると特に手が寂しい時は持ち帰って来てしまうことがよくあったりします(笑)









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